【4w5d】胎嚢の大きさは平均4mm。胎嚢見えない人も大丈夫です

体外受精ですが4w5dのエコーで胎嚢が見えませんでした。妊娠継続できるか心配です

4w5dで胎嚢確認できましたが、他の人より小さいような気がします

そんな不安に答えます。

本記事の内容
  • 4w5dで胎嚢が見えなかった人が、その後妊娠継続できた割合がわかる
  • 4w5dの胎嚢の平均的な大きさがわかる

4w5dにエコー検査を受け、胎嚢確認の有無について公開している全てのブログ・Instagramの投稿を40名分読み、その後の妊娠経過を調査しました。(※記事執筆時点)

調査対象の妊婦40名のうち体外受精の方を13名含みます。

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1. 【結論】4w5dで胎嚢見えない人でも出産できています。体外受精、人工受精でも実績あり。約29%の人が、4w5dでは胎嚢確認できなかったのに出産できました。

4w5dで胎嚢確認できず→出産の実例

今回の調査対象40名中、4w5dのエコーでは胎嚢が確認できなかったのにその後無事に出産できた妊婦さんは9名いました

内訳は自然妊娠が6名(クリニックでの卵胞チェック済み1名含む)、体外受精が2名、人工受精が1名です。

この内、体外受精の妊婦さんは4w5dで胎嚢がエコーに映らなかったにも関わらず2日後の5w0dの診察では、9mmの胎嚢を確認できています。別の自然妊娠の妊婦さんは、同じく4w5dでは胎嚢未確認だったものの、4日後の5w2dのエコーでは13.5mmの胎嚢を見ることができました。

どちらの例も胎嚢が1-2mm /日のペースで大きくなることを鑑みると、4w5d時点で完全に0mmだったわけではないことが推察されます。ただ胎嚢のサイズがあまりにも小さく、エコー技術に限界があるために残念ながら映らなかったというそれだけの話だったわけです。

実際に胎嚢確認できるまで、毎日でも検査薬をしたくなる気持ち、ほんとわかります。検査薬って1本300円するから高いって思っちゃいますけど、筆者が妊婦健診で支払った金額は10万円(出産入院費は別!)妊娠初期にストレスを抱えていいことなんて何もないので、それで気持ちが落ち着くなら、10回でも気が済むまでやれば良いと断言できます

【フライング検査】妊娠検査薬は何日前から陽性が出るのか、調べてみました

4w5dで胎嚢が確認できない時、心配すべきことリスト

それではエコー技術に問題がなかったとして、4w5d時点で子宮内に全く胎嚢が存在しない場合にはどんなことが心配されるでしょうか?

  • 化学流産(受精し着床までできたけれど、それ以上赤ちゃんが成長しなかった)
  • 子宮外妊娠

初期流産のほとんどは染色体異常によるものなので、祈る以外打つ手なしです。(ただし初期流産を2-3回繰り返す場合は、医師より不育症検査を勧められるでしょう🤔)

注意すべきなのは、子宮外妊娠です。胎嚢が見えない場合、医師は子宮外妊娠の可能性がないか慎重に判断してくれます。卵管などに着床してしまった場合、そのまま赤ちゃんが大きくなろうとすると卵管破裂→大量出血、となり母体に危険が及ぶのです。

初診をあまり遅くにすべきでない理由は、ここにあります。

もちろん確率は低く、全妊娠の1%くらいの発生率ではあります。

4w5dで胎嚢確認できず→残念ながら流産の例

今回の調査対象40名中、4w5dで胎嚢確認できずその後流産という結果に終わったのは3名(全て自然妊娠)でした。しかし一番早い人でも5w4dで初期流産の診断でしたので、約1週間何も進行状態がわからなかったことになります

4w5dでエコー検査を受けても、正常妊娠かどうかを確認できる以上の効果がないことがよくわかります。4w5dの時点で胎嚢が見えなかったからと言って、それ以上のことは何も読み取れないのです

注目

結論:妊娠形態に関わらず、4w5dで胎嚢が確認できなくても過度の心配は不要です。

すでに赤ちゃんが成長をやめているから胎嚢が見えないのであれば自然淘汰の結果ですし、子宮外妊娠の疑いがある場合は医師から次回の診察日の設定が早めにあるはずです。しかも大抵は、胎嚢が小さすぎてただエコーに映らないだけでしょう。

4w5dで胎嚢が見えないからといって、心配しすぎる必要がないことはわかりました。では運よく胎嚢が見えたなら、この時期の胎嚢の平均的な大きさはどれくらいですか?

2. 【4w5d】の胎嚢の大きさは平均4mm(出産できた妊婦31名の実績調査)。4w5dの時点では、その後流産した人たちとの胎嚢サイズに大差はありません

出産できた妊婦さん31人の、4w5dの胎嚢の平均的な大きさ

注目

出産できた31名の平均サイズ→4.0mm

  •  内、自然妊娠20名の平均サイズ→4.0mm(胎嚢未確認以外の最小3.0mm、最大13.7mm)
  •  内、体外受精10名の平均サイズ→3.8mm(胎嚢未確認以外の最小2.9mm、最大5.5mm)

*残り1名は人工受精(4w5dでは胎嚢確認できず)

胎嚢確認できた人の最小値が約3mmですが、胎嚢が確認できなかった人(0mm)との差が3mmと大きいのはおかしいですよね🤔胎嚢は1日で1-2mm成長すると言われているので、0mmから3mmの間に該当する人が存在しても良さそうなわけです。

しかし3mmの下がすぐに「胎嚢が見えない」(0mm)になる理由は、小さすぎてエコーに映らないからに他なりません

また自然妊娠の方の中に、最大値13.7mmという方がいらっしゃいますが、これも要注意😌 クリニックで卵胞チェックを毎日行っていたなどの事情がない限り、自然妊娠の妊娠週数カウントはあまり信頼できません。生理周期の違い、排卵日のズレなどで妊娠週数は修正されることがよくあります

ご自身の妊娠週数の正確さに自信がある場合は、体外受精の方々のデータを参考にした方が良さそうです🤔

流産した9名の4w5dの胎嚢サイズは平均3.6mm。大きな差はありませんでした🙅

結論から言うと、4w5dの時点で胎嚢が小さいから(大きいから)流産したとはエコー結果から考えづらいです。

先ほど見たように、4w5dの時点で胎嚢が見えない人の中で最も早い人は妊娠5週で流産となりました。しかしそれは4w5dの時点で早くも赤ちゃんの成長が鈍っていたから、そのような結果になったに過ぎません。

初期の流産は赤ちゃんの染色体異常がほとんど。異常を抱えながらもどこまで成長できるかで、流産するタイミングが5週なのか6週なのか、はたまた心拍確認後なのかが変わるだけです。

したがって、4w5d時点の胎嚢サイズや見える見えないを気にしてもほぼ無意味😌

例えば体外受精の方で、4w5d時点で4mmと順調そのものだったのに、7w3dで突然成長が止まり8週で流産手術となった方がいます。また同じく体外受精で、4w5d時点で6.6mmあったにも関わらず、7w3dで流産してしまった方もいます。

いま何mmかよりも、これから1日何mmペースで成長してくれるかが重要です。

記事の信頼性担保のために、4w5dの調査に使用した妊婦さん40名のブログ・InstagramのURLを一覧にしてまとめました

▶︎[翌日] 4w6dの記事はこちら

【4w6d】胎嚢の大きさは平均5.5mm。体外受精で胎嚢見えない人も出産してます🙆