5w2d-胎嚢の大きさ(平均サイズ)は9.7mm

5w2dの妊婦さんの疑問に答えます。

5w2dで胎嚢確認をしました。胎嚢が、大きいのか小さいのか知りたいです。また5w2dから下腹部痛などの症状があるのですが、これは普通ですか?

本記事の内容
  • 5w2dにエコー検査を受けた妊婦40名の胎嚢の大きさの平均と、その後の妊娠経過がわかる
  • 5w2dで下腹部痛などの不調があった妊婦さんの症状具体例がわかる

5w2dにエコー検査を受けた妊婦40名のブログ・Instagramを確認し、胎嚢の大きさとその後の妊娠経過を調査しました。ブログに関しては「5w2d 胎嚢」のGoogle検索結果全てを閲覧し、妊娠経過が明確なブログは全てピックアップしています。(※2020年1月時点)

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1. 【5w2d】出産できた妊婦30人の胎嚢の大きさの平均は9.7mmでした。内訳は、不妊治療(主に体外受精)8人の平均が9.05mm、自然妊娠22人の平均が10.1mmです

注目

【結論】5w2dでエコー検査を受けた妊婦40人の胎嚢の大きさの平均は8.55mmでした。

ただし、その後出産できた30人に限ると平均は9.7mmでした。逆に、流産してしまった10人の平均は5.55mmでした。

5w2d時点での胎嚢の大きさを、自然妊娠のケースと不妊治療(主に体外受精)のケースに分けて詳しく見ていきます。結論から言うと、自然妊娠のケースの方が胎嚢は少しだけ大きいです。


自然妊娠の場合は、思っていた排卵日と実際の日付が異なり、妊娠週数が修正されることがあります。一方、体外受精の人は妊娠週数が正確なので信頼度が高いといえます。その点を踏まえて以下をお読みください。

自然妊娠の場合、出産組の平均サイズは10.1mm

全体:26人(平均サイズ 9.1mm)
出産:22人(平均サイズ 10.1mm)
流産:4人(平均サイズ4.2mm)

出産できた人と、そうでない人でかなり開きがあります。ちなみに胎嚢の大きさは個人差が大きく、

出産:最大 16.7mm 最小 5.3mm
流産:最大 6.7mm 最小 3.7mm

とかなり開いています。

5w2dで胎嚢が確認できなくても、あまり落ち込まずに医師の見解をしっかり聞きましょう。胎嚢が見えないと言うことは、

子宮外妊娠の疑いがあるのか?

妊娠週数がずれているだけか?

赤ちゃんがゆっくり成長しているだけなのか?

しっかり説明を求めてください。

不妊治療の場合、出産組の平均サイズは9.05mm

全体:14人(平均サイズ 7.8mm)
出産:8人(平均サイズ 9.05mm)
流産:6人(平均サイズ 6.87mm)

不妊治療組の流産率の割合が高いように見えますが、違います。

この数字はあくまで

「不妊治療(主に体外受精)で妊娠したことをネット上でわざわざ公表し、たまたま5w2dのタイミングで受診し、エコー結果とその後の妊娠経過まで明らかにしている人たち」

だけの集まり

だということに注意してください。つまり、データが極めて偏っています👌

出産:最大 12.4mm 最小 6.3mm
流産:最大 9.59mm 最小 2.5mm

ちなみに[流産]の最大値9.59mmの方は、その後順調に胎児が成長したにもかかわらず、16wで前期破水。17wで死産となっています。このケースを除くと、2番目に大きかったのは7.3mmでした。

いずれにしても6.3mmで出産にいたった人もいますので、

著しく値が外れていない限り、5w2dの結果だけを見て何かを断言することはできません

お医者さんだってエコーを見て、

「10mmあるから出産できそうだね」

「5mmしかないから流産になるかもね」

とは言えません。

私たちがどんなにネットで他の人の胎嚢の大きさを調べまくって一喜一憂しても、産婦人科医の知見の足元にも及びません。論理的に考えて、検索魔に意味がないのは明白です😌

妊婦40人の妊娠レポまとめ

検索魔になるのは無駄!…頭ではわかっていても、やめられない。そんな方へ。

現在、大切な命と向き合わなければいけない5w2dの妊婦さんが1人でも苦痛な時間を過ごさなくて良いように代わりに検索魔となり、各ブログ・Instagramの投稿から感情を排除し、数字と事実だけを抜き出しました。ぜひこのままスマホを閉じて、自分の人生と向き合ってほしいと思います。

記事の信頼性担保のために、こちらに今回参考にした妊婦40人の妊娠レポをまとめました。

2. 5w2dで「眠い」「下腹部痛」などの症状、つわりがある妊婦さんの具体例をまとめました

今回調査した40人中、つわり症状など体調の変化をあえて記載しているのは8人にとどまりました。症状を申告している割合はその後出産となった人、流産となってしまった人で人数比率に差はありませんでした

  • 眠い(3名)
  • 下腹部痛(お腹にピンと張るような痛み(2名)
  • トイレが近い(2名)
  • 胸の張り(2名)
  • 朝だけ胃のむかつき(胃もたれみたいな)
  • 下痢
  • 吐きづわり
  • 疲れやすい
  • 早起き
  • 匂いづわり

これ以外に、4週には下腹部痛があったけれど5w2dには無くなったという方もいます。(その方は出産できています。)


わざわざ症状を具体的に報告しているのが8人なだけで、あえて書かずとも症状があった人がもっといた可能性はもちろんあります。しかし「つわり」と聞いてイメージする「吐きづわり」はわずか1人という結果になりました。5w2dという妊娠初期は、症状があってもおかしくないし、なくてもおかしくないし、症状の差によって妊娠経過に違いが出るかといえば全く相関が見られないとわかります。

5w2dの下腹部痛は私も経験しました

この時期に下腹部痛があると「出血した?」と不安になります。

たまに下腹が小さく弾けるようなチクッとした痛みを、筆者もこの時期経験しました。

実際は出血もなく、あまりにも頻度が低いので診察の時にはすっかり忘れており医師にも相談せずに終わりましたが、ピンッと痛む瞬間は心配になりました。

いずれにしても、基本的にこの時期できる特別なケアはありません。身体を冷やさないとか、夜はゆっくり休むとか、教科書通りの過ごし方を心がけて次回の心拍確認を待ちましょう。(ちなみに5w2d時点で心拍確認できた人は40人中誰もいませんでしたので、焦らなくてOKです。

▶︎[翌日] 5w3dの記事はこちら

5w3d-胎嚢の大きさは平均10.9mm【検索魔が調査】

▶︎[前日] 5w1dの記事はこちら

5w1d-胎嚢の大きさ(平均サイズ)は7.75mm