妊娠7週で心拍確認できないと、妊娠継続はムリ?【事例比較】

「妊娠7週ですが、心拍が確認できませんでした。先生は何も言わないのですが、来週の再診まで不安で仕方ありません」「体外受精です。妊娠7週で心拍が確認できず、流産の可能性が高いと言われました。同じような状況でも大丈夫だった人はいますか?」

 

 本記事の内容

妊娠7週で心拍が確認できなかった人が、その後妊娠継続できたのかがわかる(自然妊娠、体外受精それぞれ調査

妊娠7週にエコーを受けたものの、心拍確認できなかった妊婦さんのブログ・サイト23件を調査し、診察内容やその後の妊娠結果をまとめました。7w0dから7w6dまでの全てについて「心拍確認できず」と検索して出てきたサイトを全部中身を確認し、内容を精査しています。23件中11件は体外受精の事例ですので、妊娠週数が正確で「確実に妊娠7週なのに心拍確認できない」という不安を抱えている方にとても役立つ記事です。

(結論)妊娠7週で心拍確認できない=100%流産ではない。ただし、条件あり

調査の結果、妊娠7週中に心拍が確認できなくても自然妊娠なら過度に心配する必要はないが、体外受精の場合は100%妊娠継続の可能性はないと思った方が良い、という結論に至りました。詳しく見ていきましょう。

(自然妊娠の場合)妊娠7週で心拍確認できない事例(12例)

自然妊娠で7週に受診し、心拍が見えなかったというケースは12例ありました。そのうち流産に至ったケースは10例、無事出産に至ったケースは2例です。

(自然妊娠)妊娠7週で心拍確認できず→流産のケース

7w0dに受診。心拍確認できず→流産

① 7w0dに受診したものの、胎嚢が10.2mmしかなく心拍も確認できなかった方の投稿です(質問サイト)。その後流産が確定したことを報告されています。妊娠7週で胎嚢10.2mmというのはかなり小さいです。当サイトの調べたところによれば、出産できた人の胎嚢サイズの平均が10mm前後なのは5w2d-5w3dです。自然妊娠の場合は排卵日がずれている可能性がありますから、妊娠週数がその後修正されることは大いにあります。しかし成長に2週間近いズレがあると、週数がずれていたことによるものと期待するのは無理がありそうです。

この方はつわりがひどく、5w6dに受診。その時は胎芽・卵黄嚢ともに確認できず、7w0dの診察に持ち越しとなりました。つわりがひどいまま7w0d当日を迎えたものの、心拍確認できず繋留流産の可能性を指摘されました。8w0dまで様子見をしましたが、診察結果変わらず流産が確定しました。

7w1dに受診。心拍確認できず→流産

この方はもともと胎嚢の成長具合の遅さを指摘されていた上で、7w1dに心拍が確認できず流産の可能性が高いと診断されました。胎嚢は22.9mmまで成長しており、卵黄嚢も確認済みでした。7w中に再診を受け、胎嚢に成長が見られず形も崩れていたことから流産だと納得しました。

7w3dに受診。心拍確認できず→流産

この方の胎嚢は21.4mmあり、卵黄嚢も確認済みでした。先生からは「排卵がずれて実際は妊娠6週かもしれない」とフォローがあったものの、7週中の2回目の診察でも心拍が確認できず。妊娠9週に繋留流産手術をしました。

この方の胎嚢は23.4mmありましたが、妊娠5w→6wに1cm近く成長していたのが、妊娠6w→7wは0.5cmの成長と、伸びが半減していたことが気になりました。医師からは排卵日の遅れを指摘された上で、1週間後に心拍が確認できないと厳しいという話がありました。そして1週間後の8w3dに繋留流産となりました。

7w4dに受診。心拍確認できず→流産

この方の胎嚢は13mmでしたが、これは5w5d相当(当サイト調べ。出産できた妊婦さんの5w5d時点での胎嚢の平均的な大きさ)に当たります。胎芽が確認できず、医師から流産の可能性を指摘されました。前日の7w3dに出血があったことから、医師より「赤ちゃんも心拍も見えないときの出血は、すでに流産が始まっているということかもしれない」と話がありました。8w3dに再診し、18mmの空っぽの胎嚢を見て流産が確定しました。

7w6dに受診。心拍確認できず→流産

この方は前回受診時より胎嚢は大きくなり、胎芽も見えるという診察でしたが心拍が確認できず、妊娠9週に流産しました。

この方は自然妊娠ということですが、クリニックで卵胞チェック済みなので妊娠週数は7w6dで確定という認識です。その上で胎芽4mm程度なのに心拍確認できず、出血が始まっている状況で、妊娠8週中に流産となりました。

こちらの方も自然妊娠ということですが、クリニックで卵胞チェック済みのため7w6dで確定という認識です。胎嚢は妊娠5w→6wで1cm、妊娠6w→7wで2cm成長という伸び率で大きくなっていましたが、7w6dにして心拍が確認できず流産となりました。

この方は胎芽5mmでしたが心拍が確認できず、妊娠継続の可能性は低いという診断でした。その後妊娠9週に流産しました。

(自然妊娠)妊娠7週で心拍確認できず→出産のケース

7w1dに受診。心拍確認できず→7w5d再診で確認

こちらの方は7w1dに受診し、胎嚢23.7mmに対して胎芽・心拍が確認できませんでした。しかし7w5dに再診し、無事に心拍確認することができました。7w1dの診察時に「もしかして6w5dかもしれない」と排卵日のズレを指摘していますので、その可能性によるものかもしれません。

7w6dに受診。心拍確認できず→8w5d再診で確認

こちらの方は7w6dに胎嚢サイズ42mmに対して中身が空っぽでした。これまでも枯死卵で流産を経験されており、大変気を落としてしまいましたが、8w5dで無事18-20mmまで成長した胎芽と心拍を確認することができました。突然順調な結果になったのは、「子宮の壁にくっついてるので見えづらくて前回は(胎芽を)見落としてしまった」という理由によるものだそうです。

(体外受精の場合)妊娠7週で心拍確認できず→その後は全員流産でした(11例)

以下に事例をまとめます。体外受精だからというより、妊娠週数が正確な場合において妊娠7週中に心拍が確認できないと妊娠継続は難しいという事実の現れです。*妊娠週数をクリックすると各ブログの該当記事に飛びます

  1. 受診日:7w0d 胎嚢:11.7mm
    再診日:8w0d 心拍確認、胎芽2.9mm
    →9w3dで流産
  2. 受診日:7w1d 胎嚢24mm 卵黄嚢あり
    →流産
  3. 受診日:7w1d 胎芽なし、卵黄嚢あり
    →流産
  4. 受診日:7w2d 胎嚢10.9mm 胎芽1.2mm
    →8wに流産確定
  5. 受診日:7w2d
    →8wに流産確定
  6. 受診日:7w3d 胎嚢12.6mm
    →8wに流産
  7. 受診日:7w4d 胎芽2.5mm
    →8w4dで流産
  8. 受診日:7w4d 胎芽5.1mm
    →7w6d流産確定
  9. 受診日:7w5d 胎嚢11mm、卵黄嚢あり
    →流産
  10. 受診日:7w5d 胎嚢28mm、卵黄嚢あり
    →8w5dに超微弱心拍あったが、9w4dに流産
  11. 受診日:7w6d 胎芽4mm
    →9wで流産

結論:妊娠7週で心拍が確認できなかった人が、その後妊娠継続できる条件は2つだけ

1. 実際は妊娠7週じゃない

身も蓋もないですが、これが一番可能性として期待できる条件です。排卵検査薬や卵胞チェックを行わないのはもちろん、生理不順で排卵日が全く特定できない、基礎体温を計ったことがない、という人は意外といるものです。こうした人たちは「7w6dなのに心拍確認できなかった」と言いつつ、8wや9wで無事に心拍確認済みとなります。それは7w6dだと思っていたのは本人だけで、実際は5wや6wだったというオチだからです。もちろん排卵検査薬などを使っていても、着床が遅れたなどの理由で1-2日のブレは起こりえます。ですから7w0dで胎芽や心拍が見えないからと言って絶望しきってしまうのは早いかもしれません。とはいえ、同じ7w0dでも「すでに胎芽が5mmあるのに心拍が見えない」場合は話が違いますから、医師に判断を仰ぎましょう。

「胎嚢が小さい?」と心配になったら。あなたの胎嚢サイズが、何週何日相当かはこちらの記事から調べられます

【保存版】妊娠5週になったら読む記事。280人のエコー結果を徹底比較【保存版】妊娠6週になったら読む記事。310人の妊娠レポを徹底比較

2. エコーの性能が悪く、写っていなかっただけ

これまで妊娠初期の妊婦さんのブログやInstagramの投稿を述べ500件以上読みましたが、エコーの性能が悪い(あるいはエコー写りの悪い、特殊な形の子宮だった)という理由で、ネガティブな診察が後に覆ったラッキーなケースを3件ほど見ました。つまり、極めて稀です。極めて稀ですが、可能性としてはあります。

いずれにしましても、妊娠7週中に心拍が確認できないと一口に言っても7w0dなのか7w6dなのかで事情は大きく異なります。まずは、医師の診察結果を信頼しましょう。医師はあなたの妊娠週数の確らしさ(ブレがありそうかどうか)、これまでの胎嚢・胎芽の成長具合、子宮環境、既往歴など全ての情報を知った上で「流産の可能性が高いですね」とか「1週間様子見しましょう」とか言っているわけです。

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その辺を全て明らかにせず「妊娠7週なのに心拍が見えないとやばいですか?!」とネット上で素人相手に質問しても、ためになる答えはまず得られません。根拠のない励ましが来るだけです。また、ネット上に落ちていた体験談は全てこの記事で取り上げましたので、ご自身で検索してもこれ以上の情報は出てこないと思います。
もし医師の判断が信頼できない時は、躊躇わずセカンドオピニオンを使ってください。