
1歳児におすすめの電車の絵本を教えてください!
電車好きの息子は、言葉が遅いのが悩みでした。(1歳半健診にひっかかりました。
そこで「語彙力アップには読み聞かせだ!」と思い立ち、図書館に通い詰め・・・これまで400冊以上の絵本を読み聞かせてきました。(↓詳しくはこちらの記事に書いています)

今回は豊富な読み聞かせ歴の中から、絵本デビューにおすすめの易しい電車絵本を6冊紹介します。1歳だった息子はこの絵本たちを足がかりに、ぐんぐん言葉を覚えていきました。
目安として1歳からとしましたが、電車が大好きなら2〜3歳になってから読んでも、1歳児とはまた違った発見があって楽しいです。
お子さんの語彙が「がたんごとん!」「しゅっしゅっぽっぽ!」のレベルでも大丈夫。絵本の世界はここから始まります。ぜひ図書館で借りてみてくださいね。
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がたんごとんがたんごとん(安西水丸)福音館書店 1987年

言わずと知れた名作、教養として1回は読ませてあげましょう。電車好きなら、”必修”の絵本です。文字の分量は極めて少ないです。
黒い汽車が「がたんごとんがたんごとん」と走っていると、りんごやバナナに「のせてくださーい」と頼まれます。ページをめくる度に哺乳瓶やスプーンなどお客さんが増えていき、最後は女の子の待つテーブルの下でみんなおります。お客さんだったりんごたちが、食卓にあがるという平和なオチです。
ちなみに「がたんごとんがたんごとん」には、目的地がビーチになる「がたんごとんがたんごとんざぶんざぶん」という続編があります。展開は全く一緒なので、合わせてどうぞ。
コトコトでんしゃ(とよたかずひこ)アリス館 2007年
「ももんちゃん」シリーズの作者が絵描く、赤ちゃん向けの乗り物絵本シリーズの電車作品です。
オレンジと黄色の、まあるいフォルムの電車が、街から山へ向かうだけの平和な絵本。文字も少ないです。「コトコトコトン コトコトコトン でんしゃがはしります コトコトコトン コトコトコトン」で見開き1ページという分量です。
「コトコトコトン」や(トンネルに入ると)「ゴトゴトゴトン」などの擬音語メインなのが、1歳児におすすめな理由。わかりやすいです。
息子はページをめくるたびに「がたんごとん!」と毎回指差し、大喜び。トンネル、踏切が出てくるので子鉄ゴコロを鷲掴みにされます。何回読んだかわかりません。
同じシリーズに、機関車が主人公の「ポッポーきかんしゃ」もあります。こちらは機関車が走っているところに、犬や猫など色んなお客さんが乗ってくるという平和な内容です。
ちなみに、「コトコトでんしゃ」で擬音語に親しんだ子におすすめなのが「でんしゃはうたう」という絵本です。本来3〜5歳向けの絵本ですが、電車が駅を出発して次の駅に向かうまでの様子を擬音語だけで表現した作品なので、1歳児でも楽しめます。

例えば電車が鉄橋に差し掛かるページで書かれている文字は「たたっ つつっつつ たたっつつっつつ どどん」だけ。親の読み聞かせスキルが問われますね。運転席から進行方向を眺めているような臨場感たっぷりのシーンが続くので、電車に乗るのが大好きな子なら1歳からでもお出かけ気分で楽しめるはずです。
しゅっしゅぽっぽ(新井洋行)教育画劇 2009年
小さな女の子が、木製のレールで汽車遊びをする様子を描いた作品です。BRIOで遊んでいる子なら100%ハマります。だって自分と同じおもちゃで遊ぶ子のことが、気にならないわけがないです。
文字数は極めて少ないです。例えばある見開き1ページでは、「ぽっぽー はっしゃします」だけなど。
女の子が走らせる汽車は、沿線にいるクマのぬいぐるみに挨拶して、駅に止まりお客さんを乗せ、走ります。ところが、1箇所線路が壊れていて先に進めなくなります。困った、どうしよう。でも大丈夫、おもちゃのクレーン車が壊れた線路を直してくれました。これでまた先に進めます。ぽっぽー!という、平和すぎる内容です。
平和すぎますが、これでいいのです。自分と同じ遊びが好きな女の子が絵本の中にいる。それだけで世界が自分を肯定してくれた気分になれます。
この本は息子が自分で図書館の棚から見つけてもってきた、大事なお気に入りです。
でんしゃくるかな?(きくちさき)福音館書店 2018年

男の子と動物たち(ゾウ、リス、キリン、カバ、ライオン)が仲良く電車を待っています。「くるかな? くるかな?」と顔を見合わせながら待ち、電車がくると「きたー!」と大喜び。でも、電車には乗りません。
青い電車を見送り、ピンクの電車を見送り、最後にきた黄色の電車に乗り込みます。
電車が来ると、動物たちが「キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━!!」というテンションでぶち上がっているのが面白ポイント。読み聞かせ方次第でいくらでも盛り上がれるので、3歳になった今でも愛読しています。動物たちと一緒に「くるかな?くるかな?」とワクワクし、「きたー!」と叫んでぴょんぴょん飛び跳ねる幼児、可愛いですよ(笑。
ボードブックタイプなので、破れないのも1歳児に嬉しいところ。
ちなみに息子には、西武線に見えているそうです。(確かに西武線の100系、101系にそれぞれ似た色の車両があります)
かんかんかん(のむらさやか)福音館書店 2010年
踏切好きの子なら、間違いなくハマります。
イラストではなく写真で、Eテレでよくありそうな世界観です。
「かんかんかん」と遮断機が降りたら、車をたくさんつんだ「ぶぅぶぅれっしゃ」が走ってきたり、おばけのような可愛いお人形が乗った「ないないばれっしゃ」が通ったり。踏切で電車が通るのを待っていたら、不思議なモノを積んだ電車が次々と通り過ぎていくというストーリーです。
電車というより踏切が好きな子向けですね。
“電車原理主義”な息子にはあまりヒットしませんでしたが、有名作品なので一度は図書館で借りてみてください。
でんしゃ(バイロン・バートン)金の星社 1992年
シンプルな乗り物絵本シリーズで知られる、バートンさんの「でんしゃ」。こちらも名作ですので、教養として一度は読ませてあげましょう。
鉄橋やトンネル、踏切をいろんな電車が走っていきます。貨物列車、蒸気機関車が好きな子なら、色とりどりの車両に心奪われるはず。
クッキリとした線、わかりやすい色遣いで、絵本初心者の赤ちゃんでも「今何を見たらいいか」が明確で楽しみやすいです。
以上、1歳から楽しめる電車の絵本6冊のタイトルをご紹介しました。
読み聞かせに慣れてきたら、ぜひ次のステップへ。電車好きの子なら2歳を待たずにすぐ読めるようになるので、以下の記事も合わせてチェックしてみてくださいね。
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電車の絵本はいっぱいありますので、電車好きな時点で「勝ち確」です!たくさん読み聞かせて、おしゃべり上手なお子さんにしてあげてください。