赤ちゃんの吐き戻しはいつまで?→生後9ヶ月まで続きました【対処法あり】

うちの子は新生児の頃から吐き戻しが多いのですが、いつまで続きますか?1日に何度も着替えさせるのが大変です!

“吐き戻し経験者”として、いつまで続くか見通しをお伝えしますね。

 本記事の内容

  • ほとんどの吐き戻しは心配いりません ※ただし、生活に支障は出ます
  • 吐き戻しが多い赤ちゃん → 治療法はありますが、手術は1歳になってから
  • 【体験談】生後9ヶ月まで毎日地獄の吐き戻し生活でした(←対処法も紹介

筆者の赤ちゃんは吐き戻しが非常に多く(同級生の中でもトップレベルの吐きっぷりだったと思います…泣)、本当に苦労しました。吐き戻しについて健診の際に小児科医に質問したことや、自身の経験を踏まえて解説します。

赤ちゃんの吐き戻しはほとんど心配いりません ※ただし、生活に支障は出ます

ほとんどの吐き戻しは心配いりません→心配した方がいいケースはこれ

あなたもすでにご存知の通り、赤ちゃんの吐き戻しはほとんどのケースで心配いりません。というか、低月齢の間ならほぼ100%吐き戻しを経験するでしょう。吐き戻さない子を産んだ方は超超ラッキーです。

では、心配した方がいい・病院に相談した方がいい吐き戻しとはどんな状況なのでしょうか?

授乳の度に、噴水のように吐く(生後3~4週ごろ)

なるべく早く、小児科医に相談しましょう!

ちなみに「噴水のように」というのは、これくらいの水鉄砲でピューっと打ったような勢いです。ブハッと大量に吐くというよりは、ピューーという弧を描く感じ。

肥厚性幽門狭窄症(ひこうせいゆうもんきょうさくしょう)という病気が疑われます。生後2~3週頃に、胃の出口が閉じていく(胃の出口の組織が分厚くなる)病気です。ミルクを飲んでも胃から先に流れていかないため、キャパオーバーしてブシャーっと噴水のように吐きます。男の子に多く、女の子の4倍の発症率です。とはいえ手術を要するような重い症状の子は年間0.1~0.2%と、レアな病気です。体重が増加しなくなるので、気がついたらすぐに医師に相談しましょう。

吐瀉物が胃液臭い(吐き戻しというより、嘔吐)

赤ちゃんの吐き戻しは、通常ミルクそのままかヨーグルト状で出てきます。(汚い話でごめんなさい)大人が吐いた時のような強烈な胃液臭はしません。明らかに胃液が混じっており、しかも15分以上時間をあけて何度飲ませても同じように吐く場合は、小児科を受診しましょう。風邪・病気が疑われますし、そのまま長時間水分を取れないと脱水になります。病院で様子を見つつ、点滴を打ってもらうのが賢明です。

このほかに頭を打った後に何度も吐く、痙攣しながら吐く、高熱がある、などは夜間でも救急を受診しましょう。

心配いらない吐き戻しは、なぜ起こる?赤ちゃんの胃のサイズと形を解説

赤ちゃんの胃のサイズは超小さい

※引用:Let Mommy Sleep

画像を見れば、一目瞭然ですね。上の図を、ミルク量に置き換えたのがこちらです。

※引用:Overview of Baby Stomach Size

低月齢の赤ちゃんは満腹中枢が未発達ですから、与えられれば与えられるほど飲んでしまいます。母乳をちまちま長時間飲む分には、消化されていくものもあるので心配いりませんが、短時間にクイッと飲めるミルクを与える場合にはこの胃のサイズを意識しておきましょう。このキャパを超える量をあげれば、当然吐きます。

赤ちゃんの胃の入り口はちゃんと閉まっていない

赤ちゃんの胃は、とっくり型をしていて入り口が閉まっていないというのはご存知ですか?

大人の胃は入り口が狭く、逆流防止機能が働いています。ですから食後すぐに逆立ちしても、全部ドバーッとは出てこないですよね。

赤ちゃんの胃は入り口がガバガバなので、ちょっとゲップをしただけで空気と一緒にミルクがたくさん押し出されて吐いてしまったり、飲んだ直後に横になっただけで吐いてしまったり・・・胃が小さい上に吐き戻しやすい構造になっています。

どんなに吐いても、それ以外の体調がよく体重が順調に増えているようであれば「そういうもんなんだな」とひとつ安心して大丈夫です。吐いた汚れの大きさで、吐いた量を過大評価しないように気をつけましょう

・・・が、それはあくまで健康上の問題のハナシ。

赤ちゃんの吐き戻しがずーっと続く生活は、いくら「問題ない」とはいえ地獄です。9ヶ月におよぶ私の吐き戻し格闘記は最後にお話しします。

吐き戻しが多い赤ちゃん→治療法はありますが、手術は1歳になってから

「吐き戻しは問題ない」と分かってはいても、1ヶ月健診で相談するのはアリです

これは親目線のアドバイスなのですが、気になったことは1ヶ月健診(やその後の予防接種の際など)に小児科医にさりげなく申告しておいた方がいいです

申告しても「現段階では、心配いらない」と予想通りの回答がくるかもしれませんが、カルテに記録を残してもらうことで、今後別のトラブルが発生した時に原因を探る手がかりになるかもしれません。

吐き戻しへの医学的な対処法はありますが、手術は1歳を過ぎてから

筆者は1か月健診で吐き戻しについて相談したのですが、真っ先に以下のことを言われました。

結論から言うと、吐き戻しがあまりにも長期間続く場合、手術をして胃の入り口を狭めることはできます。(←緊急性の高い病気以外にも手術できるとは知りませんでした)

 

ただし身体への負担があるので、手術をする目安は1歳を過ぎてからです。そして大抵の子の場合、その頃には吐き戻しは自然と治っています。

かかりつけ医が大学病院ということもあり、これまでに難しい症例のお子さんを沢山担当してきた医師の言葉は信頼できました。なにより「吐き戻しが万が一自然に治らなくても、医療介入で治せる」と分かったことが1番の安心ポイントでした。先が見通せると、不安は和らぎます。

ちなみに一般的には、生後3ヶ月で吐き戻しの回数は落ち着いていくというのがセオリーです。

が、筆者の子どもは生後9ヶ月まで毎日、時間と場所を選ばずゲロゲロしてくれました。とはいえ医師の言った通り、1歳未満で吐き戻しは無事卒業したことになります。

【体験談】生後9ヶ月まで毎日地獄の吐き戻し生活でした(←対処法も紹介

出産入院期間(吐き戻しフラグは生まれたその日から立っていた…)

我が子が産まれて1番初めにやったこと・・・それは、ガブガブ飲んできた羊水を吐くことでした。入院中は助産師さんがお世話の記録をつけてくれるのですが、初日から「羊水吐く」「吐乳」のオンパレード。助産師さんが優しく「赤ちゃんはよく吐くので心配いりませんよ」と言うので気に留めていませんでしたが、今思えば完全にフラグだったと思います。

新生児期~寝返り前(生後4ヶ月まで)

退院後、母乳2:ミルク8の混合育児が始まりました。別記事で新生児期のミルク量を検証したのですが、飲ませすぎでしたね。授乳の度に着替えるほどの吐き戻しっぷりでした。(洗い替えが追いつかず、メルカリで購入したお古の肌着が大活躍しました…笑)

低月齢期は飲んだものをそのまま出していたのが、生後3~4ヶ月頃には授乳後時間が空いてから(1時間以上経つことも)ヨーグルト状に消化されたミルクを吐いていました

たっぷり飲ませてしまっていたおかげで、体重の伸びは十分!健診では「著しい頻度で吐くんです」と申告しても、スルーでした。

いくら問題なしとはいえ日常生活に支障をきたすので「吐き戻し いつ終わる」で検索し、「生後8ヶ月まで続きました!」というブログを読んでは白目を向いて・・・。この日々が2倍続くなんて信じられないという思いでした。

寝返り開始~離乳食中期(生後5ヶ月~生後9ヶ月)※1番しんどかったです!

寝返りを開始したその日から、ひどいと1時間に9回のペースで吐き戻していました。むしろ今までは楽勝だった。

これにずり這い加わり、吐く→吐いたものを手でワイパーしながら床移動という地獄となり、おしりふきが2~3日で1パックなくなりました。

おすわりを始めたら吐かなくなるかも?という僅かな期待も打ち砕かれ、離乳食が始まっても吐きまくり。食後1時間後に、胃で消化しかかった食べ物を出されると匂いもそれなりなので悲惨です。

子育て広場で遊ばせても、いつ吐くかヒヤヒヤしながら口元にハンカチをスタンバイするので気が休まりません。ママ友の膝の上に無邪気によじ登った我が子を、「今吐いたらヤバイ!!」と慌てて引き剥がす・・・。わずか30分の間に床に敷いてあるカーペットを2枚ダメにして、申し訳なくなり帰宅したことも。商業施設の休憩スペース、おむつ替え台・・・あらゆる場所、あらゆるタイミングで吐きまくりました

生後6ヶ月からは一時預かりを頻繁に利用していたのですが、どの施設でも特記事項に「著しく吐き戻しが多い」と記入していました。しかし預けた日に限って「今日は吐かなかったですよ~」とか言われるので不思議に思っていると、どうやら食後1時間はバウンサーに乗せて身体が横にならないようにしていたとのこと。他のお友達もいっぱいいる中だと1時間バウンサーでも退屈しないので、使えるワザです。

突然の吐き戻し終了(生後10ヶ月、つかまり立ちが安定)

生後10ヶ月になり、つかまり立ちが安定してきました。と、同時に吐き戻しはピタリと止まりました。だんだん回数が減ったというより、突如終わったという感じです。

離乳食やフォロミの量を減らしたということはなく、単純に子どもの姿勢が横から縦になっている時間の方が長くなったというそれだけでした。結局、あの地獄のような吐き戻しの日々は時間が解決してくれる以外に方法がなかったということです。

吐き戻しが多い赤ちゃんを持つあなたへ

吐き戻しの多い赤ちゃんに対して、健康児なら0歳の間の1年間にできることは基本的にはありません。(アメリカだと小児科医の判断で薬を処方することがあるみたいですが、日本だとどうですかね・・・病気じゃないですからね・・・)

しかし経験者として、僅かながら症状をマシにする対処法はあると思いここに共有します。

【対処法1】なるべく初期のうちに、ミルク・離乳食をあげすぎていないか検証する

あげすぎが定着すると、吐くまで飲み食いするのが習慣になる気がします(個人的経験からです)。ちなみに飲む量が一度定着すると、それを時間をかけて分割して与えようが、吐き戻しは減りませんでした。

【対処法2】授乳後・食後は可能な限り長時間(1時間が理想)バウンサーなどで身体を起こしておく

退屈するので、絵本を読み聞かせたりベビージムを手の届くところに置いたりしましょう。

【対処法3】外出時は、着替えやタオルを十分用意する。周囲にも説明する。

外の遊び場では、一緒になったママさんに(相手が初対面であっても)「この子、体質でよく吐き戻しするんです。一緒にいる間に絶対一度は吐いちゃうと思うんですけど、病気じゃないので安心してください」と断りましょう。そうすればいざ吐いてしまっても、嫌な思いをさせずに済みます。

つかまり立ちが安定して、歩くようになってもまだ吐き戻しが激しい場合は、先ほど紹介した通り手術するという選択肢もあります。実際に手術できるかどうかは主治医の判断にもよりますが、一生吐き続けるわけではないと思って気をしっかり保ってください。

また一人目が吐き戻しの激しい子だったからと言って、二人目もそうとは限りません。そこは個体差があるようで、遺伝などではなさそうです。

洗濯や掃除の手間が大変ですが、頑張って乗り越えていきましょうね。応援しています。