新生児の外出はいつからOK?→今日からお散歩を始めるためのヒント

赤ちゃんが産まれたら、いつ一緒に外出できるようになるのか気になります。あまり長く家の中に閉じこもっていると、気が狂いそうです!新生児を外に連れて行く場合、お医者さんはどのくらいの期間を目安にしているのでしょうか?どんなことに気をつければいいですか?

そんな疑問に答えます。

 本記事の内容

  • 「生後○日になったら外出しても良い」という医学的ルールはない
  • 新生児との外出時に気をつけたい3つのコト(服装、直射日光、人混み)
  • 赤ちゃんを外に連れ出す際のヒント
  • 【体験談】生後2週間で外出して後悔した話

日本では暗黙的に「赤ちゃんの最初のお出かけは1ヶ月健診」とされています。しかし、本当に新生児期に外出させてはいけないのでしょうか?

海外ではどのように母親に指導しているのか知るために、欧米の有名育児サイトやドクターの見解を調べました。

「生後○日になったら外出しても良い」という医学的ルールはない

あなたの準備さえ整えば、新生児との外出は今日から初めてOKです

生まれたばかりの赤ちゃんは家の中にいるべきだという考えは、昔の話であり、完全に間違っています。新鮮な空気を吸い自然光を浴びることは、どんなに生まれたばかりの赤ちゃんであっても、もちろんあなたにとっても良いことなのです。実際、あなたがやれそうだと思うのなら、病院から赤ちゃんを連れて帰った翌日に外に連れて行ってはいけない医学的な理由はありません。

原文:Very Well Family

たとえ新生児であっても外出させることは、赤ちゃんとお母さんの両方にとって、健康面・精神面で良い影響を与えてくれるというのは欧米の大手育児サイト全てに共通する見解でした。

赤ちゃんが早産児であるとか、免疫システムに影響を与える疾患を持っている場合など、医師から赤ちゃんを外に連れ出してはいけないと言われることもあります。

医師からのアドバイスが特にない場合は、あなたの準備が出来次第、外出を始めてOKです。

しかし赤ちゃんの健康を守るためには、いくつかの注意点や制限は守らなければなりません。

新生児との外出時に気をつけたい3つのコト(服装、直射日光、人混み)

ポイント①. 新生児との外出は、生まれた季節に合わせて服装を工夫しよう

春生まれの新生児との外出

春は最高の季節です。上の子と一緒にお散歩や遊びに出かけるには最も適した季節でしょう。

しかし気温がちょうどいいからといって、油断してはいけません。明るくて晴れていても、すぐに風が強くなったり、突然の雨が降ってきたりすることもあります。春に赤ちゃんを連れて出かける前には、必ず天気をチェックし、ベビーカー用のレインカバー、ブランケット、着替えを用意しておきましょう。

夏生まれの新生児との外出

夏はお昼の外出を避け、午前中や夕方の遅い時間帯に出かけるようにしましょう。

新生児は体温調節ができないので、日陰でも気温が26度を超えるようなら屋内に戻るべきです。(とはいえ、最近は酷暑なので最低気温が26度を下回る日なんてほとんどありませんよね・・・)

散歩に行く際は、ベビーカーのサンシェードを深く下げたり、蚊の多い地域ではモスキートネットを使用したり、赤ちゃんの肌が傷つかないよう徹底してください。

秋生まれの新生児との外出

秋も、外出には適した季節です。

ここ数年は、本州ですと9月はまだ夏で、10月中旬以降にようやく過ごしやすくなってきます。少し肌寒い日は抱っこ紐やスリングで、残暑のある日はベビーカーで、というように使い分けるとより快適に外出できます。

冬生まれの新生児との外出

適切に重ね着をさせ(暑そうにしていたら簡単に脱がすことができる服。ブランケットの他、あなたが着ていたカーディガンをかけたり外したりするだけでも体温調節に役立ちます)、気温が低すぎず短時間で済むようにしておけば、冬場の外出は全く問題ありません。

ただし寒冷地では注意が必要です。赤ちゃんは神経系がまだ発達していない上、皮下脂肪が少なく、ブルッと震えることで体温を上げることができないため、低体温症のリスクが高くなります。ちなみに外が凍えるような寒さであっても、マイナス6度以上あれば”ほんの数分だけ”なら赤ちゃんを外に連れ出してよいそうです。

ポイント②. 新生児に直射日光はNG。季節を問わず常に日陰をつくってあげましょう

自然光を浴びることにより、生まれたばかりの赤ちゃんに必要なビタミンDを与えてあげられます。しかし直射日光を浴びることがないように、気をつけなければいけません。

新生児のデリケートな皮膚は火傷をしやすく、幼い頃の皮膚損傷は生涯の皮膚癌リスクを高める可能性があります

生後6ヶ月未満の赤ちゃんには日焼け止めを使用することが推奨されていませんから、ベビーカーのサンシェードや衣類を使って、赤ちゃんの皮膚が太陽光を直接浴びないようにしてあげてください

とはいえ真冬の外出は日向を歩きたいものですし、どの程度の日焼けが安全かについては、お子さんの健康状態について医師に相談してください。

ポイント③. 人混みや病原菌の多い場所は避け、赤ちゃんに近づいてくる他人も遠ざけよう

人混み(いわゆる3密になりやすい場所)は避けましょう、コロナ対策と一緒です

庭や静かな公園に出かけるのはいいですが、生後6週間までは人の多い場所はなるべく避けたほうがいいでしょう。

赤ちゃんの日齢が低ければ低いほど免疫力は未熟で、通りがかりの人の咳・くしゃみ、汚れた手などからウイルス・細菌をもらってしまいやすくなります。生後2~3ヶ月になれば、赤ちゃんの免疫力は大幅に成熟しますので心配する必要はありません。

コロナ禍に新生児を育てることは恐ろしいことのように思えますが、人類史上最も衛生意識が高まっているタイミングだと捉えて、前向きにいきましょう。

病原菌の多い場所は避けよう

病原菌が多い場所、というのはこういうところを指します。

  • 学校・保育園
  • 児童館・子育て広場
  • 病院
  • レストラン
  • スーパー・ショッピングセンター
  • 公共交通機関(特に飛行機)

筆者は正直、「新生児とのお出かけは、公園での散歩はNGで(不要不急の外出)、母乳外来の受診や上の子の送迎(必要緊急の外出)はやむを得ない=OK」という認識でいましたが、赤ちゃんに及ぼすリスクを考えれば、その認識は間違っていることがわかります。

もちろん「上の子がいるんじゃ、仕方ないわよね」という周囲からの共感は得られるかもしれませんが、病気をもらってくるリスク単体で考えると、用もなく公園をプラプラするほうがよっぽど推奨される行動だということです。

【朗報!コロナで激減中】「触らせて、抱っこさせて」と赤ちゃんに近づいてくる他人は遠ざけよう

赤ちゃんは人を惹きつけます。

このことは、よーく頭に入れておきましょう。

「まぁ可愛いあんよね!」と、悪気なく触ってくる人は日本全国津々浦々どころか世界の全ての国と地域で存在します。

見知らぬ人の手から赤ちゃんを守るための良い方法は、スリングで赤ちゃんを抱っこすることです。そうすれば完全にガードすることができます。見知らぬ人には赤ちゃんを触らせない、抱っこさせないのが基本です。

家族や友人が自宅を訪問して赤ちゃんを抱っこしたいという時には、まず手を洗うようにお願いします。顔や口を近づけさせてはいけません。

いずれにしても誰かが赤ちゃんを抱っこしようと誘ってきたときには、あなたには断る権利があることを忘れないでください。赤ちゃんの健康がかかっているのですから、そこは空気を壊すことになっても、毅然とした態度をとりましょう。

赤ちゃんを外に連れ出す際のヒント

小さく始める

いきなり丸一日の冒険を計画するのはやめましょう。

(季節にもよりますが)最初は1時間から2時間程度のお出かけから始めて、ゆっくりと時間をかけて、外出時間を長くしていきます。まずは、地元の公園を散歩するのがおすすめです。

二人目以降は上の子の都合に合わせて動きがちですが、何人目だろうと新生児は新生児。最初は慎重なスケジュールでいきましょう。

お出かけアイテムを用意しておく

赤ちゃんとのお出かけは大荷物ですが、すぐに慣れるでしょう。 必要なアイテムのチェックリストを作っておくと、抜け漏れなく、荷造りのスピードを上げることができます。

  • おむつ(外出中は1時間ごとに1枚が目安です)
  • おしりふき
  • おむつ交換シート
  • おむつ袋
  • 着替え
  • 汚れ物入れ
  • ブランケット
  • ガーゼタオル
  • 天候に合ったアイテム(レインカバーや折り畳み傘など)
  • 手指用のアルコール消毒液
  • 授乳ケープ または 粉ミルクと哺乳瓶

移動手段

抱っこする

抱っこ紐やスリングがあると、両手が使えて便利です。必ず新生児から使える製品を選びましょう(新生児用にインサートが必要なことがありますので、商品HPを確認してください)。

ベビーカーに乗せる

ベビーカーは、サンシェードが深く開き、5点ハーネスのついたものが安全です。日本の安全規格に合った製品を選びましょう。国産ベビーカーは本体が極めて軽いので転倒事故が起こりやすいです。ハンドルに荷物をかけるのはやめ、シート下のバスケットに収納する習慣をつけてください。

車に乗せる

車で移動する場合は、法律に基づきどんな短距離でも必ずチャイルドシートに乗せてください。

タクシーはチャイルドシートの装着が免除されていますが、事故に遭った時の悲惨さは一般乗用車と同じです。健診等でタクシーの利用予定がある場合は、新生児対応のチャイルドシート付きのタクシーを予約してください。(東京23区では日の丸タクシーの「子育てタクシー」サービスが有名です。それ以外の地域でも、地元のタクシー会社に問い合わせてください)

【体験談】生後2週間で外出して後悔した話

個人的な経験をお話しすると、筆者が子どもを連れて初めて外出したのは生後2週間の頃でした。

それも、

真冬に、

チャイルドシートの無いタクシーで、

素手で新生児を抱っこしたまま、

銀座のデパートに、

抱っこ紐を買いに行くというとんでもない理由での外出でした。

今振り返れば「ネットで買えよ」と思うのですが、「生まれる前に買っていた抱っこ紐を赤ちゃんが嫌がる」という声をTwitterで目にしていたので、「生まれてから実際に赤ちゃんと試着しに行こう!」と思ったのです。大真面目でした。

実際は吐き戻しの多い赤ちゃんだったので、売り物を試着する勇気は出ず、売り場にあった赤ちゃん人形を抱っこして終わったのですが・・・なんのこっちゃ。

平日の開店直後でデパートはガラ空きでしたし、タクシーも行き帰り安全に運転してくれたので、結果として子どもが病気になったり怪我をしたりすることはありませんでした。

が、危ないことをしたなぁと今となっては思います

この記事を読んだ方は、どうか賢明な判断をなさってください。(あの時とコロナ禍ではさらに状況が異なるので、こんな馬鹿なことをする方はいないとは思いますが)

筆者も、第2子が生まれたら初めての外出は近所の公園にしたいと思います!

それでは良い、お散歩ライフを。