2021年の夏休み明けに、こんなnoteが話題になっていました。
小学生がNFTアートをつくって販売したら、52万円で売れたという話です。
この小学生は、アーティスト・草野絵美さんの息子さん。Zombie Zoo Keeper(ゾンビズーキーパー、ゾンビの飼育員さん)というハンドルネームで、ゾンビのドット絵を描いています。
Zombie Zoo is on the most famous art magazine in japan🔥🔥probably I’m the youngest contributor✨ @BIJUTSUTECHO
— Zombie Zoo.eth(🧟♂️,🧟) 9 yo Artist (@ZombieZooArt) November 5, 2021
明日発売の美術手帖はNFT特集。ゾンビズーの作品が9作品ほど載ってます〜!✨たぶん8歳は特集されるアーティストとして最年少? https://t.co/AcMWJNagED pic.twitter.com/pNZZgSXAoW
お金儲けの話は大好きなので(笑)私もnoteを読んでみたのですが、なんの話か正直全くわかりませんでした。
子供の絵がネットで売れたのはわかるのですが、NFTアートってなに?お世辞にも上手くない絵が(ごめんなさい)なぜ高く売れたの?と、理解が追いつきません。
そして、猛烈に焦りました。
もしかして、今の時点で「NFT」「ブロックチェーン」「仮想通貨」・・・この辺りのジャンルについていけなくなってしまったら、あと数年で自分も老害になってしまうかもしれない。
まだアラサーなのに、老害。
冷静に考えて、結構ショックでした。

「NFTなんて子どもにやらせたら教育に悪い」「仮想通貨をやろうと煽ってくるやつは、詐欺師」。
私だって、そういうイメージを全く持っていないわけではないです。
そうやって自分に馴染みのないものを避けて、そこに参入している人に「怪しい」「変」とレッテルを貼るのは簡単です。そして我々日本人は、小学校の頃から徹底的に刷り込まれた「抜けがけする人を許さない」「相手だけが勝つのと、一緒に負けるのとだったら、一緒に負ける方を選ぶ」というマインドセットでがんじがらめです。
でも世界はものすごいスピードで変化していて、私たちを待ってはくれません。
馴染みのないテクノロジーを避けて、「みんな先に行かないで!」とお互い足の引っ張り合いをしていると、その先には未来なんてない。全員静かに沈没していくだけ・・・。
焦りました。
しかも、私は幼い兄弟を育てる現役のママです。
親のリテラシーが低い子どもは、そのリテラシーの低さをそのまま引き継ぎ「教育格差」の底辺に追いやられてしまうことがわかっています。自分の不勉強のせいで、子どもを不利にしたくはありません。
(↑教育格差について詳しく知るならこの本。新書とは思えぬ分厚さです)
というわけで一念発起して、NFTアートを始めとするテクノロジー界隈のトレンドについて自分なりに学習を始めました。何事も外から眺めているだけでは学びは深まりませんから、実際に1歳の娘のお絵描きをNFTアートにしてオンライン上に出品してみました。


私の思惑通り、実際にNFTアートを出品してみたことで、これまで未知の世界だったテクノロジー関連の話題が手触り感をもって理解できるようになりました。しかもこれからもNFTアートのことを勉強して売買を重ねれば、これからの社会のキーワード「play to earn」(遊びながら稼ぐ)を子供に体験させてあげられるという嬉しいおまけ付きです。
今の日本における、英会話やプログラミング教育の過熱を見てください。

ひと昔まえは、「中高生になって自分から興味を持った時に始めても遅くない」と言われていたのが、小学校で必修化されたことをきっかけに「学校の授業に遅れないために」と、幼児向けの英語教材やプログラミング教室が巷に溢れました。
でもこの時親に英語やプログラミングの素養がなければ、お教室や知育インフルエンサーの薦めるがままに課金をするしかありません。周りに流されるまま、「なんとなくやっている感」にお金を払い続けるはめになるのです。
ではこの時点でリテラシーの高い親は何をやっているかと言えば、外国籍のママ友をつくって英語で子供同士を遊ばせたり、サマーキャンプに連れて行ったり、子供にPCを買い与えて好きにコードを書かせてみたり、子供が夢中になれる環境を整えることにお金や手間をかけるのです。
これらと同じリテラシーの格差が、NFTやブロックチェーン、仮想通貨に関しても起こるだろうな、いやすでに分断が広がっているな・・・と私は感じています。
ですから、ほとんど誰もやっていない今のうちだからこそ、親がこれらのテクノロジーの世界を理解するのは大きな価値があると確信しています。
ちなみにテクノロジーは進歩のスピードが早いので、勉強を始めるなら早ければ早いほど覚えるべき内容が少なくて済むという先行者の優位性があります。
インターネット黎明期を思い出してみればわかりますよね。あの時はHTMLで簡単なコードが書ければ、立派なWEBエンジニアでした。でも今はちょっとしたWEBサイトを作るだけでも求められる水準が高すぎて、数ヶ月勉強したって大した戦力にはなれません。(ということを理解せず、今日もプログラミングスクールに何十万円も払って玉砕する若者が後をたちません・・・
もし数週間前の私と同じように、「いまテクノロジーの世界でどんなことが起こっているのか理解したい」と興味をもったママさんがおられましたら、これらの記事が参考になるはずです。
私もまだまだ学習の道の途中です。
一緒に勉強していきましょう、よろしくお願いします。
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