子どものメンタルヘルス回復に役立つ本3冊

子どものメンタルヘルス回復に役立つ本3冊

能登半島地震の直後、「子どもが怖がっているのに、パパがテレビを消してくれない!」というぼやきをSNSで何回か目にしました。直接的な被害がない地域でも、テレビの映像や警報音から不安を感じた子どもは多かったようです。

私たちは、いつでも災害や事故・事件の当事者になる可能性があります。いざという時のために、防災・防犯はしていても、子どものメンタルヘルスのケアの知識があるという人は少ないのではないでしょうか。

この記事では、私が「読んでいてよかった」と思う書籍を3冊紹介します。

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メンタル回復に役立つ本①:メンタルが強い親がやめた13の習慣

『メンタルが強い親がやめた13の習慣』が役立つ理由

わが子がつらい目に遭わないよう、親が一生、守ってやることはできない。でも、メンタルの力を鍛えるエクササイズを教えてやれば、子どもは自分で苦しみを乗り越え、強くなり、向上するチャンスをつかめる。

エイミー・モリーン「メンタルが強い親がやめた13の習慣」講談社 冒頭より

普通の育児本って、「◯◯力を育てるには?」のように、ゼロから100にパワーアップさせる系の本が多くありませんか?

この本は違うんです。アメリカでサイコセラピストとして働く著者は、子育てをミスって詰んだ親子の支援経験が豊富。ですからこの本には、マイナスの状態からプラスにもっていく知恵が満載なんです。

幼稚園児にはこうする、小学生にはこれを教える、10代の子にはこのスキルを与える・・・と、13のトピックについて年代別の具体的なアプローチ例が載っていて、痒い所に手が届きます。

私のイチオシは第8章の『「わが子を苦しみから守る習慣」をやめる』。この知識があったおかげで、今回、能登半島地震の報道を目撃した子どものケアを適切に行うことができました。

私がこれまでに読んだ育児本の中で、最も実践的な内容を扱った良書なので自信を持っておすすめできます。

『メンタルが強い親がやめた13の習慣』の目次

01「わが子に被害者意識を持たせる習慣」をやめる

02「罪悪感で甘やかす習慣」をやめる

03「わが子を世界の中心にする習慣」をやめる

04「過保護になる習慣」をやめる

05「わが子の言いなりになる習慣」をやめる

06「完璧を期待する習慣」をやめる

07「わが子の尻ぬぐいをする習慣」をやめる

08「わが子を苦しみから守る習慣」をやめる

09「わが子の機嫌を取る習慣」をやめる

10「わが子の失敗を防ぐ習慣」をやめる

11「しつけとお仕置きをはき違える習慣」をやめる

12「とりあえずの解決に走る習慣」をやめる

13「自分の価値観を手放す習慣」をやめる

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メンタル回復に役立つ本②:親と死別した子どもたちへ

『親と死別した子どもたちへ』が役立つ理由

子ども時代に親を亡くすのは、ほとんどの子どもにとって人生最悪の経験です。

幸い私は両親健在ですし、当然ながら私もすぐ死ぬ見込みはありません。それでもこの本は、ためになりました。

なぜって、最悪な出来事はたいてい突然やってくるからです。本の内容を覚えておく必要はありません。ただ、この本の存在だけ記憶しておきます。そして、いざという時にポチって、助けてくれそうな家族や知人に「こういうサポートが欲しい」と本を渡せばいいのです。

著者はアメリカでグリーフケア施設の責任者を長く勤め、子どもの臨床経験が豊富。第9章にあるように、ショックな出来事を受けたあとで、自分なりに前を進むための実践的なアプローチを提案してくれます。

『親と死別した子どもたちへ』の目次

はじめに

第1章 感情――悲嘆の段階説は忘れよう

第2章 わたしの経験は普通だったか?

第3章 失ったのは、親だけではなかった

第4章 まわりのひとたちは、あなたの悲嘆にどう影響したか

第5章 あなたはどんな子どもだったか?
第6章 子どものレジリエンスについて私たちが知っていること――親と死別した子どもの強さと弱さと困難

第7章 子ども時代の親との死別はいまのあなたにどう影響しているか

第8章 親の死に向き合うために、いまあなたにできること

第9章 十の実用的な提案

メンタル回復に役立つ本③:自衛隊メンタル教官が教える 心の疲れをとる技術

『自衛隊メンタル教官が教える 心の疲れをとる技術』が役立つ理由

酸素マスクをつける際は、他の人の手伝いをする前に、まず自分のマスクを装着してくださいーー航空機の安全ビデオで言われることですが、メンタルヘルスも同じ。親のメンタルがボロボロでは、子どものケアなんてできません

この本は、日本のビジネスパーソンに向けて、簡単に実践できる疲労コントロールの方法をわかりやすく説明してくれます。うつ症状の解像度が高すぎて驚いたのですが、著者自身も闘病経験があるそうですね。

著者は、陸上自衛隊初の心理幹部として、長年カウンセリングを行ってきた珍しい経歴の持ち主。日本中で1番体育会系な組織で働いていただけあり、日本人特有のこころの機微に造詣が深いです。

この本、成功したビジネスパーソンが何人か勧めているのを見て買ったのですが、読んで納得。おすすめです。

『自衛隊メンタル教官が教える 心の疲れをとる技術』の目次

1章 ムリしすぎて潰れないために―早め、早めに疲労をとる技術
2章 感情のムダ遣いを防ぐ―イライラや不安をとる技術
3章 ムラのある人から脱却する―心の振れ幅を小さくする技術