おすすめ電車の絵本7冊まとめ(架空の電車編)

2歳の息子は、電車がだいすきです。おすすめの電車の絵本を教えてください

これまで息子に読み聞かせた400冊以上の絵本の中から、<実在しない、架空の電車>が登場する作品に絞って選書しました。電車好きの息子が2歳の頃夢中になって、何度も繰り返し読んだ作品ばかりです。

電車の絵本は他にもいっぱい。2歳児におすすめの<実在する/した電車>絵本はこちらの記事をご覧ください。

おすすめ電車の絵本9冊まとめ(実在する/した電車編)

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れんけつガッチャン(こぐれけいすけ)学研 2012年

お猿の電車が、ダチョウの特急と「れんけつ・・・がっちゃーん!」。

お次は、チーターの新幹線と「れんけつ・・・がっちゃーん!」。

私が「れんけつ〜?」と言いながらページをめくると、「がっちゃーん!」と待っていたかのように息子が叫んで大盛り上がり。

ページをめくるたびに色んな車両が連結して、どんどん長くなります。クマの運転する機関車のススで真っ黒けになったり、タコの運転するディーゼル車は線路を外れて海の中を進んだり、「次は何と連結するのかな?」とわくわくする作品です。

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はしれ!かもつたちのぎょうれつ(ドナルド・クリューズ)評論社 1980年

様々な団体から推薦図書としてあげられる、名作。電車好きでなくても、教養として読ませてあげたい作品です。

ストーリーはとてもシンプル。色とりどりのコンテナを連結させた貨物列車が、鉄橋を渡ったり、街を通り抜けたり休みなく走ります。最後は「とうとう ぎょうれつは みえなくなっちゃった」で終わります。

短い文章ながら、貨物を牽引する蒸気機関車が走る力強さ・疾走感に圧倒されます。とにかくイラストが美しい!我が家ではアートピースのように、読まない時でもよく見える場所に飾って楽しんでいます。

色に興味をもった子には特におすすめ。息子は2歳後半ごろに改めてこの作品にハマり直し「すみれいろ」「くさいろ」と、車両を指差して色名を読み上げていました。

でんしゃでいこう(間瀬なおかた)ひさかたチャイルド 2002年

表紙からでも、裏表紙からでもどちらからでも読める仕掛け絵本です。

雪が降り積もる田舎の駅を出発した、ローカル線。トンネルを抜けるたびに、どんどん景色が変わるのが見所です。息子は細かく書き込まれた沿線をじっくり観察しながら、「踏切あった!」「鉄橋走ってる!」と指をさして大喜びしました。

電車に乗っているお客さんたちの様子まで書き込まれているので、出発から到着までの人間ドラマ(?)も楽しめます。2歳ではそこまで気がつかないとは思いますが、数年おきに読み返してみると新しい発見があり面白いでしょう。

パノラマえほん でんしゃのたび―やまからうみへ(間瀬なおかた)ひさかたチャイルド 2008年

間瀬なおかたさんの作品が続きます。こちらも、「でんしゃでいこう」と同じ創りの仕掛け絵本です。山から海へ行ってもいいし、海から山へ行ってもいい。我が家では読み始める前に「どっちから出発する?」と聞いて、息子に経路を決めさせています。

温泉、遊園地、動物園、お城などわくわくする沿線が続きます。日本の地方によくありそうな風景なので「ここ○○みたいだね」と会話もはずみます。

せんろはつづく(竹下文子)金の星社 2003年 シリーズ2冊

竹下文子×鈴木まもるコンビの乗り物絵本から、2作品の紹介です。

汽車に乗った子どもたち。前へ前へと軽やかに線路を建設しながら、進みます。ところが、山にぶつかってしまいました。

う〜ん、困った。

そんな時はどうする?

・・・そうだ、トンネルを掘ればいいんだー!

川があったら橋を渡し、道があったら踏切を作り・・・子どもたちは工夫しながら、どんどん道を切り開いていきます。

この本を最初に読んだ時「そんなときはどうする?」との問いかけに、「うーん、後退する?」「避ける?」とか答えてしまった私の頭はガチガチにかたいです(笑。もっともっと柔軟な発想をしていかねば!と反省しました。

我が家では、「あなただったらどうする?」と時折息子に問いかけながら読み進めました。親子で会話の生まれる良書です。

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がたごと がたごと(内田 麟太郎)童心社 1999年

衝撃の、名作です。

表紙のタイトルの書体にご注目。なんだか、おどろおどろしい雰囲気を感じませんか?

そうなんです。ただの電車絵本と見せかけて、この絵本は「変」なんです。

昭和の雰囲気漂う駅を出発した電車は、たくさんのお客さんを乗せて山奥へ。終点に着いて、ぞろぞろ降りてきたお客さんの顔を見て・・・まぁビックリ!みんな動物に変身しているではありませんか。

1人1人丁寧に描き込まれているので、ページを遡って、どのお客さんが何に変身したのかつい確かめてしまいます。

文章の量は、極めて少ないです。全ページ通して出てくるフレーズは「おきゃくがのります ぞろぞろ ぞろぞろ」「がたごと がたごと」「おります おります」これだけです。

個人的に古めかしい和テイストな絵柄が最初は好きではなかったのですが、読めば読むほど気になってしまう中毒性のある絵本です。息子ははじめから気に入っていました。

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以上、2歳から楽しめる電車の絵本を紹介しました。

この記事では<実在しない、架空の電車>が登場する作品のみを選書しましたが、電車の絵本はまだまだあります。<実在する/した電車が登場する作品>や<JR中央線が大好きな子向けの作品>などジャンル別に選書して紹介していますので、ぜひ他の記事もチェックしてみてください。

おすすめ電車の絵本9冊まとめ(実在する/した電車編) JR中央線の絵本5冊まとめ【おすすめ電車絵本】

絵本選びのヒントになれば、幸いです。